Posts Tagged ‘#自閉症スペクトラム’
懸垂力を鍛えよう ♫3号館編♫
こんにちは!
こどもプラス豊見城教室3号館の活動の様子を紹介します。
今週はテーマの『懸垂力』を養う運動遊びを行いました!
⚪手押し車
手押しでは、職員が足を持ち、児童の手の力で前に進みます。
しかし!ただ前に進むだけでなく、いろいろな障害物やミッションを取り入れ、難しくすることで、より楽しく懸垂力を養い、鍛えることができます😊
今回は、手押し車ジャンケン✊✌️✋と蜘蛛の巣よけ手押し車🕸️に挑戦しました🎵
手押し車ジャンケンでは、手押し車を行った後、止まって片手で身体を支えバランスをとりながら、片手でジャンケンします。片方の手でジャンケンが終わると、支える手とジャンケンする手を入れ替えてもう一度ジャンケンします。
しっかり身体を支えながら手を入れ替えることができていました👏
そして、蜘蛛の巣よけ手押し車では、蜘蛛の巣に見立てた紐に引っかからないように顔を上げて進みました✨紐の高さに合わせて手を高く上げまたいだり、身体をあげたりと上手に蜘蛛の巣🕸️を避けることができました☺️
⚪壁登り
壁登りでは、児童の身長よりも高い壁を、手と腕の力を使って登ったあと、身体の進行方向を変えて、足から降りる遊びです。手と腕の力で登ってスムーズに身体を動かし降りることができていました✨
初めて挑戦した児童は、登り方や降り方が分からない様子でしたが、職員が補助をすると2回目からはコツを掴み、上手に登り降りができていました✨
『できないことが、できるようになる』のは、とても嬉しいですよね🎵
この成功体験を何回も繰り返すことで、どんどん自信をつけて欲しいです🌟🌟
みんなよく頑張りました🎖️
最後に、今週は園外活動で公園へ出かけました🌳
この公園には、今週たくさん鍛えた懸垂力がたくさん活かせそうな遊具がたくさん登って遊んでいました。遊具の頂上から先生の名前を呼んで、登れた事を嬉しそうにしていました😆
そのほかにも鬼ごっこをする児童、虫を探す児童、それぞれ身体をたくさん動かしてたくさん遊びました!
台風🌀がまた発生して、雨が続きそうな天気ですが来週も楽しく遊べますように🙏

9/30のお祭りに向けて準備進行中です❗️♦︎小禄教室♦︎
こんにちは😊
9月30日に開催のイベント『夏祭り』❗️
子ども達も楽しみにしてくれているようで、お祭りで食べたことがある食べ物や楽しかった思い出などを話してくれます✨
準備の方は、子ども達にも一緒にお手伝いしてもらい当日への期待を上げています☺️
まだ準備段階でお見せ出来るものが少ないですが、お祭りの飾りや出し物の一部をお見せしたいと思います❗️
まだ内緒にしている特別企画もあるので、子ども達の反応も含め、後日またお祭り当日の様子をブログでご紹介していきます🤗

にょろにょろ作り✂️♦︎小禄教室♦︎
こんにちは🎵
今週は先週の土曜日に行った製作の様子をお届けします🙌
今回の製作はみんなが作る事ができ、作った後も遊べる物を作りたいと思い、、、
『にょろにょろ』を作りました👏
製作の合図と共に、自ら椅子を用意して早く早くと待ちきれない様子の子ども達😆
「おばけみたいにしよー」や「絵を書こう」など各々試行錯誤しながら楽しく取り組んでいました🤩✨
自分の作品が完成すると「せんせい、みてー」と嬉しそうな声がたくさん😍❤️
袋を膨らますのに苦戦する子もいましたが、完成した作品でお友達同士遊ぶ姿もあり、今回の製作も大成功でした💃💐✨
また次回のブログも見ていただけると嬉しいです👋

『別館のお友達と遊んだよ🎵』◆小禄教室編◆
先日沖縄に直撃した台風6号の影響で小禄教室は電気がつかず、教室が使用できない日が数日続来ました☔️🌀
そのため、こどもプラス別館さんと合同で活動させてもらえることになりました✨😊🙌
子ども達は新しい環境に最初は戸惑い、なかなか教室の中に入れなかったり、涙目になるお友達もいましたが、すぐに慣れ、ばじめましてのお友達とも一緒にオモチャで遊んだり、スライム作りをしたりと、楽しく過ごす事ができていました🤗
運動遊びでは、しっかりと座って順番待ちをする別館のお友達に感化された様子で😆小禄教室の子ども達も座って準備を待つことができていました☺️👏
電気がつかず、色々大変なこともありましたが、別館さんのおかげで楽しい時間を過ごすことができました😊💕
今度はぜひ小禄教室にも遊びに来てね〜🥰✨

作業療法士さんの活動紹介🤲★本館編★
今週は、本館での作業療法士さんの取り組みについて紹介します☀️
🍀靴紐を結ぶ事が苦手な児童への取り組み🍀
自分で靴紐を結べるようになる!を目標に、作業療法士さんが1からスモールステップで靴紐を結べるようになる為に支援していきました🤲
⭐まずは、紐の結び方からです。
写真の絵を使いながら説明します🤲
↓
①最初は左側の紐(赤)を右に、右側の紐(黒)を左に移動させて、右の紐が上になる状態でクロスになるように交差させます。
②黒の紐を赤の紐の下に上から通して、赤と黒の紐を左右に引っ張ります。
③赤と黒の紐の結び目の近くに、ウサギの耳のように、それぞれの紐で長めのつぶれたループを片方ずつ作ります🐰
④今度は、赤いループの上に黒いループが上になるように交差させます。
⑤はじめに交差させた部分と、次に交差させた部分にできている隙間に、黒いループを下から上に出るように通し、ループ部分をしっかりつまんで左右に引っ張らせます。
この紐の結び方を教える時の動作のポイントについてです💡
【イメージしやすい形を!☁️】
色や、クロス、ウサギの耳などと形がイメージしやすいように声かけをして動かしていきます🗣️☀️
【紐はきれいに伸ばしておく!】
見やすくする為に、紐はきれいに伸ばしておきます!
そして、ウサギの耳はしっかりとつぶして、くっつけておくことが大切です🍀
→交差させた部分が崩れないように、形を保持できるように補助します。そして、指をひっかけて紐が抜けないように、ループは必ずつまませます。
またひと工夫🙌では、
紐を結ぶのは複雑で難しい動作です💦すぐに最初の①の部分からスタートすると交差したりする段階で😭「難しい〜!嫌だ〜!」と思ってしまう子どももいます💦そんな児童の場合は、完成の手前のステップ④から行い、通して引っ張ったら完成!という所から達成感を得られるようにしていきます☀️だんだん、出来るようになっていくと次は一つ前の動作からと少しずつ前に戻っていきます🤲
以上が、作業療法士さんの支援方法になります🍀
実際に靴紐の結び方を練習しているAさんの様子です☀️
Aさんは2ヶ月程かけて作業療法士さんと靴紐の結び方を練習しました!🍀
出来るようになると、「先生見て〜」と言って自信満々に結んでる所を見せて来て、「何秒で結べた?!」と速さまで自然と意識してレベルアップした取り組みをしていました!😭✨
今では、紐が外れるとすぐに自分で結びなおす事が出来ています☺️✨
【難しかったこと】が【得意!】に変わることは素敵な事ですね😊🍀
今週はここまでとさせていただきます🤲
来週のブログもお楽しみに〜😊

🌱今週のST勉強室✏️ vol.9 自閉症スペクトラムの【3つのタイプと3つの脳機能】
こんにちは。ことのは1号館、言語聴覚士の原田です🙇♂️
今回は自閉症スペクトラムの3つのタイプと3つの脳の機能について書いていこうと思います👆
では最初に3タイプのお話ですが、前回に自閉症スペクトラムの4つの特性(言葉の遅れ・対人関係・こだわり・知的障害)について書きました✏️
そこで、その4つの特性をもとに、3つのタイプに分けて捉えることができます。
【自閉症スペクトラムの3タイプ】
①自閉症:自閉症スペクトラムの中核をなす障害で、対人関係の障害、コミュニケーション障害、興味・活動のパターン化、こだわりの強さなどの特性が見られます。自閉症の7割は知的障害と言葉の遅れを伴っており、一般的に「自閉症」というと、このタイプを指すことが多いと思います。
②高機能自閉症:「高機能」とは、脳の機能が高いという意味で、自閉症のうち知的障害を伴わないタイプを指します。一方で、対人関係やコミュニケーションの障害、こだわりの強さなどの特性はあり、言葉の遅れも見られます。ただし、ことばの遅れは成長と共に改善していく傾向があります。
③アスペルガー症候群:知的障害を伴わず、ことばの遅れもないのが特徴です。人懐っこかったり、話好きだったりするケースもあり、一見、コミュニケーションに問題がないように見えます。しかし、自分の関心を一方的に話したり、相手の質問に対して的外れな受け答えをしたりすることが多く、ことばのキャッチボールはできていない事が少なくありません。本当の意味でのコミュニケーションは苦手であるかも知れません。知的レベルは、標準より高い人も多く、学校では優秀な成績をおさめてきたため、障害があることに気づかれなことが多いのも特徴です。社会人になってから暗黙のルールが若らなっかたり、場の雰囲気が読めなかったりすることで失敗し、はじめて障害とわかるケースもあります。
では、上記で挙げた自閉症スペクトラムの3タイプですが、自閉症スペクトラムの原因はまだ解明されていません。しかし、脳の機能障害が関連しているのはでないかと考えられています。
【関連している3つの脳機能】
①側頭葉:顔認知(人の顔を見て、個人の識別などを認知する)の働きに深く関わっていています。また、他人の表情や視線、手や体の動きを見て、その意図や感情を読み取る機能に関わっていると考えられていますが、自閉症スペクトラムの脳の働き方を検査してみると、健常の人よりも低い事が明らかになっています。
②前頭前野:一般的には思考や判断、感情の抑制や理性などをつかさどっている部位として知られていますが、他にも様々な機能を担っています。他人の動作や表情を見て、それを自分の動作に置き換えて捉える機能で、言い換えると、共鳴したり共感したりする機能です。自閉症スペクトラムの人は前頭前野が活性化するまでに時間がかかったり、あまり活性化しなかったするといった研究結果が報告されています。
③扁桃体:不快や恐怖など、人間の情動に深く関わっていると言われています。また、他人の表情から恐怖の感情を読み取る時にも、扁桃体の働きが関与していると考えられています。自閉症スペクトラムの人は扁桃体の活動も低下している事が分かっています。
以上が3つの脳機能でした。ただし、特定の脳機能障害だけで、自閉症スペクトラムの全ての病態の説明がつくわけではないので、脳全体の回路形成に関わる障害と捉える方が、理にかなっていると思います👀👆
※次回はADHDの3つの特性と3つのタイプについて書いていこうと思います。

🌱今週のST勉強室✏️ vol.8 自閉症スペクトラムの4つの特性❗️❗️
こんにちわ。ことのは1号館、言語聴覚士の原田です🙇♂️
本日は自閉症スペクトラムについて、特性を理解する4つの視点について書いていこうと思います👆
まず、自閉スペクトラムという名前は良く耳にする言葉だと思いますが、「スペクトラム」とは「連続体」という意味です。言葉の遅れを伴う【自閉症】を始め、言葉の遅れがない【アスペルガー症候群】や、知的障害を伴わない【高機能自閉症】などそれぞれの障害の間には「境界線」はなく、「同じ病態の仲間である」という考え方に基づいて、自閉症スペクトラムという「総称」でまとめられたものです。
しかし、子供により、特性の現れ方や症状の重さには個人差が見られます😵
ですので、一人一人の特性を的確に見極める為に、4つの視点から判断すると、病態が把握しやすくなると思います🙌
その4つの視点とは①言葉の発達の遅れの有無②対人関係の難しさ③物事へのこだわりの強さ④知的障害の程度です。このそれぞれの視点で子供の特性を理解し、総合的に判断する事で、どのタイプの自閉症スペクトラムであるか見極める手助けになります🔍
例えば、知的障害や言葉の遅れはないけれど、対人関係が苦手で、こだわりが強いタイプもありますし、知的障害や言葉の遅れがあり、対人関係も難しいけれど、こだわりはそれほど強くないタイプもあります。
そこで、4つの視点のうち、まずはじめに着目するべき点は、知的障害があるかどうか、知的障害の程度が軽いのか重いのかという事です。知的障害は生活動作などから評価する事もできますが、知能指数(IQ)の目安でいうと70未満をさしさます。
知能の発達水準が低いと、言葉の遅れにも繋がりますし、状況に応じた行動をとったりする事も難しくなります。こういう場合、生活上のつまずきはかなり大きなものになり、手厚い支援が必要になる事が多いのです👆
知的障害の程度が自閉症スペクトラムの適度に直結していると考えても過言ではないかも知れません👀
以上が、自閉症スペクトラムについて、特性を理解する4つの視点でした😊
私自身も言葉の訓練を行う上で、言葉の獲得と知能の発達水準は密接にあると感じており、目標設定などを行う際に知的障害の程度はとても大事にしている視点の一つなっています❗️
※次回は自閉症スペクトラムの3タイプと関連している脳機能障害について書いて行こうと思います。
