こんにちは。ことのは1号館、言語聴覚士の原田です🙇♂️
本日は前回の告知にも書きました、【抽象概念】と【仮説演繹的思考】について書いていこうと思います👆..と思いましたが、抽象概念についてはvol.2で詳しく述べているので💦、ここでは仮説演繹的思考について書いていこうと思います😅
先週からなかなか、告知通りに進められておらず、記事投稿初心者丸出しです..トホホ😂
はい❗️では、気を取り直していきたいと思います←強引に切りかえました🏃♀️(笑)
仮説演繹的思考とは、難しく書いてありますが要するに「もし〜ならば、〇〇する」という考え方ができるようになるという事です❗️❗️これは英語でいう、if構文の様な事で、未来や過去といった時系列の理解をするのに必要な力でもあります。こういったある種の仮説を立てて答えを導き出す仮説演繹的思考は、9歳でようやく発達し始める抽象概念より、さらに言葉の発達を必要とします👆
そして、その抽象概念よりも高度な仮説演繹的思考ができなければ、子供たちの成長と共に複雑化してくる社会の中で子供たち自身の混乱が生じてくる事が言えると思います😵
例えば、中学校に入ると校則が厳しくなると思いますが、校則というルールにおいて、仮説演繹的思考ができなければ、「(もし)制服の乱れがあれば、違反である」といった事が理解できず、校則を守る意味さえ理解できないかも知れません😢
ですので、学校に行っても叱られることばかりの日々で、ストレスも強くなり、学校生活におけるつまずきの原因になる事が出てくると思います。また、ルールの理解はスポーツ⚽️やゲーム🃏などでの対人関係にも大きな役割を果たしますので、社会生活における仮説演繹的思考の役割はとても大きいですね🤔
次に、仮説演繹的思考ができる様になれば、「自分が将来どのような大人になりたいか?」というイメージを持つ事ができたり、他人と自分を比較する事もできる様になります。ですが、そこで将来の夢があまりにも非現実的に見え過ぎると、同じクラスの子供たちに受け入れて貰えず孤立してしまい、友人関係や社会性が上手く育っていかない事も考えられます。また、他人との比較ではその中で生まれる劣等感や喪失感といった悩みが、自ら自尊心を傷つける事もあります。
いわゆる思春期とは、ただ体つきが大きく変わる時期だけではなく、認知発達の観点から見ても、社会の捉え方が大きく変わる時期なので、過剰に悩み、過剰に不安になる時期にあたると考えると理解しやすいのではないでしょうか👆
しかし、興味や趣味は個人の自由であるべきだと思います❗️❗️だからこそ、そこには個人差や発達差があるという事を知って、認知発達に合わせた支援が、障害の有無にかかわらず、重要であると思います✨🙌✨
以上が、前回から通して書いてきた発達障害の子供達の「なぜ社会生活で問題が生じやすいのか?」という所の脳機能の部分の記事でした🙇♂️
SSTを考える際に、すぐに社会生活スキルのモデル提示しをがち(自分も含め💦)ですが、まずその子供達の認知発達を知ってスキルの必要性や目的をしっかり理解してもらえるような伝え方も大事にしていきたいと思います🤗
※次回は自閉症スペクトラム(ASD)について、特性を判断する4つの視点について書いていこうと思います